日々の出来事 〜Diary〜
#298 ラオスの余韻 2008年03月03日(月)00時17分
ラオスには、美味しいものがたくさんある。 鶏、豚、牛、それらの内臓、川魚、海老、貝、そしてなんと言っても野菜がふんだんに食べられる。 生野菜は食べないように、などと書いてあるガイドブックもあるが、そんなことはまったく気にしない。生に近い牛肉のラープもガツガツ食べる。
そう、ラオスでの一番の楽しみがラープである。ひき肉とさまざまのハーブを炒めたもの。唐辛子が効いていて本当に美味しい。味も材料も店によって様々だが、どこで食べても感激の味。 そして、このラープと一緒に食べるものといえば、カオニャオだ。蒸したもち米で、小さなカゴの容器に入ってくる。食べるとモチモチしているが、指でつまんでもベタつくことがなく、表面はさらっとしている。一口大ずつつまんではラープと一緒に口に運ぶ。ラープの辛味と刺激と、カオニャオの甘みが渾然一体となって、思い出すだけでシアワセな気分になる。
今回は、市場でカオニャオを購入。日本でラオス料理を再現してみたい。まず課題は、カオニャオの蒸し方だ。 ラオスでは、つぼ型をした大きな鍋に薪で湯を沸かし、帽子をひっくり返したような籠をのせて蒸す。あちらこちらで見かける光景だ。 実はこの籠、2年前にラオスに行った際に買った。蒸すためにではなく、形がかわいいのでゴミ箱にでもしようと買ったものだ。 カオニャオは一晩水に漬けておき、鍋に湯を沸かした上に籠をのせて蒸す・・・ところが、蒸せども蒸せどもなかなかやわらかくならない。鍋が小さすぎて蒸気が足りないのだろう。 本来なら蒸した後、籠をゆすれば籠から米が離れて、籠は汚れることがないそうだが。やっぱり道具だなあと思う。
それならば、日本にも炊飯器という道具があるじゃないか。ということで、今度は炊飯器で炊く。水はひたひた。おこわモードでスイッチオン。2時間蒸しても柔らかくならなかったカオニャオが、20分ほどでふっくらと炊けた。ブラボー! ただ、指でつまむといくぶん粘ついてしまう。味は日本のもち米になってしまった。今度はもう少し水を少なくしてみようと思う。ラープも作ってみたが、どうしても唐辛子の味が違う。日本の青唐辛子だと水気が多くて酸味が強い。むしろ乾燥唐辛子を戻してみた方がいいかもしれない。ラオス料理再現への道はまだまだ続く。
カオニャオは、まず薪で火を熾し、水を汲み、湯を沸かし、蒸してゆく。日本でも以前はこうして米を炊いていた。そうして手間と時間をかけて炊かれた米には、神様が住んでいると言われて一粒一粒を大事にしたものだ。ラオスでも、家の入り口のあちこちに米がひとつまみずつお供えされていた。托鉢で寄進する米にも、単なる食物を超えた意味があるのだと、カオニャオを蒸してみて少しわかったような気がした。
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